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100年もつ仕組み

立見建設株式会社 専務取締役(現・代表取締役社長) 立見 公一 様

立見建設株式会社
専務取締役(現・代表取締役社長)
立見 公一 様

立見建設株式会社

[本社]群馬県前橋市総社町植野841 TEL.027-255-6688
[展示場]群馬県伊勢崎市宮子町3602-1TBSハウジング伊勢崎会場モデルハウス TEL.0270-26-5557
URL http://www.tatsumi-kk.co.jp

 

お客様のご要望をかなえるために

プロダクトデザイン隆盛の時代である。
しかし、この言葉の根幹を肌で理解し、実践できている企業が世の中にどれだけ存在しているだろう。立見建設株式会社の群馬・前橋展示場は、ひと目見た瞬間に心を奪われる展示場である。
青空に映える白漆喰壁の南仏プロヴァンス風の家。
その優しく柔らかい印象は、曲線と広がりのある空間に繋げられて室内まで残る。
そして、驚くことに、群馬県内において同社で同時現在進行中の現場の3現場までが、この展示場と全く同じ仕様と間取りを持つ家であるというのだから、そのデザイン力の高さは推して知るべしだ。

同社の住宅営業部をとりしきる立見公一専務取締役は「モノ作りがしたくて」修行先のゼネコンから戻ってきた。「元来、当社には住宅営業部はありませんでした。外部の関連会社に委託をしていたんです。
しかし、当社の重要な柱のひとつである公共事業の分野が、将来的に先細りしていくであろうと予想されていましたから、社内にこの部門を確立することは必須でした。

また、その一方で、住宅の分野において、自分達独自の色を出したかったということはありました。公共事業の分野ですと部分部分にしか携われないことも多いですし、フランチャイズの傘下にあると、こういうものを売りなさい、ということが多い。
うちはこれしかできません、というのではなくて、ひとりひとりのお客様の要望に合わせて、お客様の中にあるイメージを形にして差し上げたかった。それが、『モノを作ること』の醍醐味ではないか、とそう思ったんです。」



 

自然エネルギーで健康にやさしく


同社にはお客様に提供する住まいづくりの特徴を表す商品のひとつに、『HERBの家』がある。HERBとは、以下の単語の頭文字をとって繋いだものである。

H= Healthy(健康的な)
E= Ecology(地球に優しい)
R= Reduce(ゴミを削減する)、Reuse(再利用する)
Recycle(再資源化できるものを使う)
Refuse(ゴミになるものを拒絶する、無駄を止める)
B= Baubiologie(人に優しい)

立見氏は、エアサイクルの顧問である、福岡大学:須貝高教授+北里大学:石川哲教授共著の『図解 恐い住源病対策マニュアル』を読んだり、エアサイクルで開催された講演を聴くことによって、この商品の着想を得たという。この本には、トイレの芳香剤やドライクリーニングなど、普通に家の中にあるものが含む化学物質が原因で病気になる可能性がある為、それをどういう風にしたら改善することができるかということが書かれている。「家を建てるのに、全て現金で支払う、という方なんて殆どいらっしゃらない。30年、35年という長いローンを組む訳じゃないですか。なのに、その家を建てたことが原因で病気になっちゃうというのは、あまりにも理不尽じゃないか、と。そこから始まっているんです。」

ゆえに、『HERBの家』では、新建材ではなく、なるべく自然素材を使うようにすすめている。ウッドチップ入りの壁紙、漆喰、珪藻土、無垢材に天然塗料。それも、原材料完全明示のEcoの国、ドイツから輸入されているものが殆どである。
「日本は高温多湿の国ですから、カビが発生しやすく、調湿してくれる建材が必要となってきます。でも、それを使って建てることにおいて何よりも大きいのは、エアサイクルの存在です。これは、今や外せない。」
同社の住宅部門では、木造住宅の建築が中心である。
それには、木がもっとも環境に負荷を与えないということと、気候的に住宅には木が向いているという事があるのだが、しかし、木の寿命は短い。「欧米の住宅の寿命が約150年あまりなのに対して、日本の住宅の寿命は約30年あまりです。それはすなわち、ローンの支払いが終わったらすぐ、あるいは支払い終わる前にもうゴミになってしまうということでもあります。それじゃあなんのために一生懸命に支払ってきたか分かりませんよね。

エアサイクルのいい所は、躯体内の換気をしてくれるところがいいんです。木の弱点であるシロアリとか腐りとかを防いで、家に100年の寿命を与えるには、それが一番です。」また、立見氏自身、このエアサイクルの性質の基盤となる理念に深い共感をおぼえるひとりでもある。
「私個人の気持ちとしてエアサイクルがやっぱりいいなと思うのは、自然エネルギーである風の力を利用することを前提とする考え方でしょうか。私達はそれこそ鉄筋や鉄骨などの新建材を利用した建物を色々とやってきましたが、過度に高気密や高断熱に頼りすぎる手法は、人間を自然から遮断してしまいます。
人間は自然なしに生きてゆくことはできません。エアサイクルの自然を活用する住まいに住むことは、実は自然を大切にするということ、ひいては快適な生活を守るということに繋がってゆくと思うんですよ。
一年中スリッパをはかないですむ生活。
冬に一度も子供の喘息の発作が起きない生活。
そんな生活が出来るようになった、そういう家に住めて嬉しいというお客様の声を聞くたびに、ああ、やっぱり間違っていなかったんだと嬉しくなります。」
本来は自然で当たり前だったこと、それを底で支えるのが、エアサイクル+自然素材の組み合わせ。
まずはそこをしっかり固めていきたいという気持ちが『HERBの家』には込められている。エアサイクルや自然素材を導入することには、どうしても新建材による家よりコスト的に高くなる。だから、同社では予算の少ないお客様に導入を無理強いすることはないが、それでもエアサイクルを導入する家は年間受注棟数の約8割を占めるのだそうだ。それはそこに込められた気持ちに多くの人が共感してこそのことではないだろうか。


 

生の声をデザインに生かす

だが、同時にそこに留まってはならないとも、立見氏は感じている。
「『HERBの家』は、どちらかといえば健康とか自然環境重視ばかりで、デザインというものがあまり考えられていませんでした。でも、そうやってエアサイクルが作り上げた基盤の上に、それぞれのお客様独自の部分、その方ならではの雰囲気を描くものがデザインです。時代は生き物のように変化するものですが、最近はそこを深く求められるお客様が増えてきましたね。
例えばIKEAのショップに長蛇の列ができるように、インテリアに対するこだわり、それに合うテイストの内装。この変化がまためまぐるしい。それだけ多様化しているお客様の住宅に対する考え方とか求められているものとかを、叶えきれていない部分が沢山あると思います。」
立見建設株式会社のメインの顧客層は、20代後半から30代という、感受性が鋭敏な、こだわりのある世代である。立見氏もまたその顧客と同世代。同社HPには立見氏の手になるBlogがあり、多忙の中、自らの手で更新を続けている。
「今の営業スタッフも、ほぼお客様と同世代がメインです。ですから、お客様の感覚にとてもちかいところもあるので、彼らからの様々な意見や要望はとても重要ですね。また最近は、設計スタッフやインテリアコーディネーターに、できるだけ早い段階でお客様との打ち合わせに参加させるようにしています。そこで人を介することなく直接お客様の要望に触れ、生の声を聞き取ることによって、できるだけ多くの要望を形に反映させたい。
そして、いつかその中から、『これが立見建設のデザイン』と言われるものを作り上げられるといいなと考えています。」
その柔らかな感性をアンテナのように張り巡らせながら、新しい素材とデザインをもとめて、立見氏は今日も現場と各地を飛び回っている。

 

青空に映える白漆喰壁の南仏プロヴァンス風の外観。

青空に映える白漆喰壁の南仏プロヴァンス風の外観。

玄関ホール。曲線を多用した空間が優しく出迎えてくれる。

玄関ホール。曲線を多用した空間が優しく出迎えてくれる。

琉球畳を利用した和室。

琉球畳を利用した和室。和洋折衷で親子の空気感をつなぐ。

大きな存在感の梁や計算されたカラーコーディネートがリビングにあたたかみを演出する。

大きな存在感の梁や計算されたカラーコーディネートがリビングにあたたかみを演出する。

ゆっくりと考えながら話す立見専務の口ぶりは、穏やかで誠実な人柄を伝えてくる。

ゆっくりと考えながら話す立見専務の口ぶりは、穏やかで誠実な人柄を伝えてくる。

施工中の現場。1頁目のリビングと同じ角度から撮影した。

施工中の現場。1頁目のリビングと同じ角度から撮影した。正面に見える白い素材がエアサイクル独自の断熱材。

 

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text / Shibata Hiromi
photo / Nakashima Satomi

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