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今なぜ”健康住宅”なのか

健康住宅の条件

これからの家づくりの条件

住宅金融公庫の調査によると、約60%の住宅が築30年を目途に建て替えられるといいます。建替えをする人は、それまでに寒さや暑さ、カビや異臭など、いろいろな問題を体験してきています。建替えのときには、これまで暮らしてきた住まいで経験した寒さ、暑さ、ダニやカビなどの発生しない健康住宅を強く求めます。調査では建替えに伴う煩わしさを取り除いてほしいという希望も強く聞かれます。つまり引っ越し、仮住まい探し、工事に伴う近隣対策や工期などです。

また、いまの低成長の時代が続き、高齢化と少子化が進むと、三世代の家族が一緒に長く住める耐久性の優れた住宅が必要になります。次世代省エネ基準が打ち出され、断熱については改善が進みましたが、なにより日本の多湿の風土に対して、これからの家づくりにどんな工夫が必要かを考えることが大切です。

 

気候風土と細菌、カビ、ダニの関係

いまは梅の実の熟する季節に当たるので梅雨期と記されるようになっていますが、平安時代の頃には、十二単衣にカビが生えたため、梅雨期は黴雨期と書いたそうです。大正末期から昭和初頭にかけて結核が猛威ををふるったとき、建築的側面からは、太陽を採り入れて室内を消毒し、通風をよくして湿気のない家をつくれといわれました。しかし梅雨期は太陽が出ないし、外は湿気が多く窓を開けることもできず、ますます室内が湿めります。6月上旬から7月上旬にかけて降雨量が多く、多湿になるため、住まいは細菌、カビ、ダニの繁殖にとって格好の環境になります。梅雨開始から9月の長雨期にかけては乾燥力ビの発育範囲に入ります。また1月の日照率の低いのは、秋田、新潟、富山で、逆に高いのが静岡、宮崎、高知、東京です。秋田で一日晴れる間に、東京では3~4日の晴れ間があるという違いです。従って日本海側では日照時間が短いため、冬に室内を乾燥させる時間が少なく湿潤な環境になりやすくなります。さらに雪が外壁についた場合は、外壁が乾燥する時間が少なく、室内でカビ、ダニが発生しやすくなるだけでなく、建築物が耐久性の低下に見舞われやすくなります。

 

細菌と抗菌

通常、微生物と呼ばれるものは、ウイルス、細菌、真菌類(カビ、きのこ、酵母)の3つに大別されます。 ウイルスは1ミクロン以下の生物と非生物の中間的存在で、薬剤的処理によってのみ殺菌が可能です。細菌は数ミクロン程度の単細胞原核生物で、自己分裂によって増殖します。

古来知られている重金属の防腐効果は、そのイオンの生化学的反応によって細胞を変性死滅させる効果とされています。現在、ブームを呼んでいる抗菌製品は、主に細菌をターゲットに開発されたものといえます。真菌類は細菌類よりもはるかに大きな生物であり、抗菌剤の効果はあまり期待できません。また防かび剤は有機系の薬剤に限られます。

細菌の増殖条件は、温度、湿度、栄養です。だからこの条件を取り除いてやれば、抗菌技術など不要です。非衛生的になりやすく、乾燥しにくい場所、たとえば浴室や洗面所、台所、トイレなどの水まわり空間では、抗菌製品は定着し評価も高いようです。外気に面した押入や家具の裏側、壁紙や塗料も抗菌の対象になります。

抗菌技術が有効ならば、生活空間のあらゆる場所に適用したくなりますが、私たち人間は多くの細菌と共生していることを忘れてはいけません。有害な細菌のみを抗菌することは不可能であり、どの細菌が有害か無害かを仕分けするのも難しいのです。不用意な抗菌は我々の抵抗力を弱らせる危倶があります。幸いに抗菌技術は殺菌ではなく、細菌の増殖を防ぐという謙虚なものです。また、抗菌製品を採用しても万能ではないことを理解し、新築・改築時の住宅計画とその後の住まい方において、通気、乾燥、清掃の工夫を忘れてはならないのです。

 

 カビ、ダニの発生と対策

アレルギー性疾患の種類には、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、結膜炎などがあげられます。患者数は30年前ぐらいから急増しており、現在では国民の3人に1人はアレルギー症状だといわれています。年齢別に見ると、二歳までは食物が主原因であり、二歳を過ぎるとダニが主原因となります。最近はカビや化学物質が関与しているとの報告もあります。

アレルギーの原因となるダニの種類は、ヤケヒョウヒダニとコナヒョウダニの2種類。このダニは戦後になって約3倍に増加しています。その理由はアルミサッシや新建材によって住宅の気密性が向上したこと、水まわり部の室内への設備化、エアコンの普及で通年の温度格差が少なく、かつ湿気を出す生活様式がダニの繁殖に適合していたことなどがあげられます。

一般にダニは温度22℃~28℃、相対湿度70~80%で、畳、絨毯、家具、ハウスダストの中などで繁殖します。カビの発育条件は、温度20~30℃(高温には弱く60℃では短時間で死滅)、相対湿度60%以上であり、栄養分と酸素があること。発育防止のためには、これらの条件のうち、一つでも取り除けばよいということになります。温度、酸素、栄養分の除去は難しいので、建築工法と設備、住まい方によって相対湿度を高くしないようにすることが必要です。

湿度60%以下ではカビが生えにくいといっても、開放型の石油ストーブやガスストーブを使うと、すぐに75%ぐらいになります。1リットルの灯油が燃えると1.2リットルの水蒸気が発生します。ガスだとさらにその2~3倍の水分が出ます。暖房の部屋で洗濯物を干したり、ストープにやかんをかけても湿気は増えます。冬は乾燥する季節ですが、加湿器を使うと1時間当たり500gの水蒸気が放出され、ダニが繁殖しやすくなります。

住宅でカビのよく繁殖する場所は、浴室、トイレ、洗面所、台所、室温の低い場所(壁を隔てて外気に面した家具の裏側、押入など結露しやすい場所)です。壁に繁殖したカビの胞子は1立方センチメートル当たり1億個。その大きさはミクロンで、空気中を浮遊して人体に侵入してきます。人間には免疫力があるので、健康な人間であれば胞子が体内に入ってもすぐ真菌症に冒されることはありません。しかし免疫力の弱い老人や子供、成人でも病気をもった人やストレスなどで体力が衰退している人は真菌症になりやすくなります。とくに糖尿病などの慢性病、もしくは痛、血球病、再生不良性貧血、白血球減少症などの血液性疾患をもつ人は、カビによる真菌感染症で死亡することが多くなります。

カビの対策としては、一般に防カビ剤が使用されていますが、中には危険なものもあります。ある程度は微生物と共存しつつ、異常な繁殖は抑制するという考えで対処するとよいでしょう。そこで設計上、あるいは住まい方として次のような留意点をあげることができます。

  1. 断熱性を高め、表面結露を抑える
  2. 吸収湿性のある仕上げ材料(ムク材、珪藻土、聚楽、漆喰)を用いる
  3. 相対湿度70%以上にならないように換気を行う
  4. なるべく通風をはかる
  5. こまめに掃除をする

また住宅工法として、壁の中の湿気をつねに外に抜き、壁の中を乾燥させる通気工法と高断熱住宅を組み合わせた工法のエアサイクルエ法が、ダニやカビに有効です。

 

防虫・防腐対策

衣類の防虫剤やトイレの芳香剤に含まれるパラジクロロベンゼンは、アレルギーを悪化させる要因になり、呼吸によって脂肪や血液に蓄積する性質があるので使用しないことが望ましいでしょう。

 

花粉症とダイオキシン

都市環境と住宅のかかわりとしては、

  1. 花粉症
  2. 排気ガス
  3. ダイオキシン

などがあります。

今日の日本国民の15%が花粉症だといわれています。北里大学医学部の宮田幹夫教授の実験では、有機リン系などの化学物質を投与したモルモットと何もしないモルモットに杉花粉を投与したところ、化学物質を投与したモルモットの方が激しい花粉症を引き起こしたといいます。有機リン系の薬剤は、畳の防虫剤、シロアリ駆除剤、殺虫剤、壁紙の難燃剤に使われています。

排気ガスと花粉症の関係として、ディーゼル車の排気ガスに含まれる炭素が花粉を吸着し、その炭素を吸い込むことで花粉症になりやすいことが報告されています。排気ガス以外にも微量の殺虫剤や除草剤、あるいはタバコの煙でも花粉アレルギーは悪化することが実験で確認されています。

ダイオキシンは塩化ビニール製品を400℃以上の熱で焼却するときに発生する物質です。ベトナム戦争で兵器として使われた枯葉剤で、発ガン、奇形児のリスクが高く、生殖機能への悪影響が知られています。これを防ぐには各家庭レベルで、プラスチック製品の濫用を避け、生ゴミと塩化ビニール廃棄物の分別処理を徹底することが望まれます。また低公害の建材やリサイクルを考慮したエコロジー建材の開発が緊急の課題といえます。

 

気をつけたい押入れの湿気

厳しい高温多湿の条件下ではカビがそこいらにいてもおかくありません。そのことはダニの存在も意味します。カビとダニの発生しやすい温度、湿度はほぼ同じだからです。カビは水まわりに発生します。浴室や台所が要注意となるわけですが、湯気にも気をつけてください。湯気は温度の低い方へと逃げていきます。それも普段あまり気づかない家具の裏や押入などへです。とくに押入は、私たちが毎日肌を接する布団をしまうところです。布団は、抵抗力の弱い幼児やお年寄り、妊婦、病人などがより長時問接触する可能性があります。ここがじめじめしていては健康によくないのはいうまでもありません。さらに押入に使われているベニヤ板が問題です。ここに使用されている接着剤が健康に悪影響を与えます。ホルムアルデヒドという化学物質です。安くて強いということで大変重宝なのですが、目がチカチカしたり、頭痛や吐き気を引き起こします。さらに最近の研究では発ガン性まで指摘されています。

従って押入の壁は、ベニヤ板を避けて、ムクの木材を張ることをお奨めします。なにも高級なものを使う必要はありません。節のある安い杉の板や安い桐の板で十分です。これは押入だけに限ったことではなく、自然のムク材を住まいに積極的に取り入れることです。床材などには強度を増すための接着剤にホルムアルデヒドが多く使われますから、なおさらムク材が望まれます。

 

健康的な木の家

木は有害物質を出さないだけでなく、呼吸作用によって湿気を吸収してくれるというすぐれた特質をもっています。また、鉄やコンクリートと違って断熱性にも優れています。木を上手に活用することが健康住宅への大きなポイントです。

わが国は地震国ですから、石や煉瓦を積み上げていく建物はふさわしくありません。その代わり、ふんだんにあった木で柱、梁を組み、筋交いや火打ちで構造を固めて地震に対応しました。しかし火災で燃えてしまったら困る大切なものを収納する宝物庫や米倉も燃えない石や煉瓦ではなく、木を使ったのはなぜでしょう。火災よりも怖いものがあったからだと思うのです。それは湿気です。正倉院や高倉に要求された性能は、内部の宝物が傷まないこと、食べ物がカビたり、腐らないことでした。そのためには多湿な外気を内部に入れない、雨漏りがないことが求められます。正倉院はかの有名な校倉造りです。その構法は壁面が頑丈で、雨仕舞いがよいのが特徴です。また木造であることから湿気を木材が調湿してくれ、カピや腐朽菌が繁殖しない低湿度環境を保ってくれます。さらに木材には抗菌・殺菌の効果があります。高温多湿のわが国では、石や煉瓦ではなく、木造が最適ということなのです。

木造住宅には多くのメリットがあります。木は生き物ですから割れたり、反ったりといったケースが生じることもあります。それを欠陥とみるかどうかが分かれ目です。割れたり、反ったりしたら、それは乾燥している証拠であって、むしろ喜ぶべきことです。みなさんには、ぜひそういう認識に立っていただきたいと思います。

 

やすらぎの住まい

体の健康とともに心の健康を育む住まい。それはやすらぎや家族の団らんのある住まいといえます。「個室」を重視した間取りが増えましたが、それが「孤室」になっていないか、もう一度考えてみる必要があります。やすらぎに関しては、やはり自然の材料に囲まれることです。木造住宅がその点でふさわしいものであることはいうまでもありません。子供の環境を大切にする北欧の子供部屋は木で囲まれています。天井は斜めの空間です。

四角い箱のような空間では息がつまってしまいます。子供を四角いビニルクロスで囲まれた空間だけで育てていいのでしょうか、感受性とか思いやり、暖かみなど、心の発育を阻害しているのではないでしょうか。そこでロフトのような変化のある空間にして、木目のある天井板を張る。柱や梁などの構造材は出していきたい。たとえば斜め天井にして梁を出して、そこに何かを引っかけて遊べるようにする。そんなたくましい空間で子供を育てる方が心の健康につながってくるのではないでしょうか。

建築材としての木の特徴は、すべてが120点というわけにはいきませんが、30点、40点もないことです。

たとえば鉄は腐りませんが錆びます。これに対して木は腐るといいますが、動く空気に触れてさえおれば腐りません。通風に気をつければ大丈夫なのです。また内装材にムク材を使った住宅は割高になるという声も聞かれます。確かに節のない銘木となれば高くつきます。でも、本物の木とは何でしょう。節があるからこそ本物だといえないでしょうか。押入の壁板にしても節のあるスギ板を使えば安いものでしょう。

また、いい住宅のキーワードとして、安眠住宅をあげてみましょう。ぐっすり朝まで眠れる住まいであることがよい住まいの要件です。そしてこれに加えて「お孫さん」というキーワードをあげたいと思います。第一にお孫さんの代まで住める長持ち住宅であること。次にお孫さんが遊びに行きたくなる家であること。どうか家族のきずなを育む住まいであってください。

 

心の健康を育む住まい

住まいと健康というテーマでは、ひとつが身体の健康。これに対して心の健康と住まいのあり方を検討する必要があります。

身体の健康に関しては、お年寄りになってからの脳卒中や心臓病、癌などと住まいの関係、また子供にとっては住まいのカビやダニによる喘息などの問題。このほかホルムアルデヒドやVOCによる室内空気汚染など、空気環境の健康に与える影響があります。

これに対して心の健康性ということでは、子供の情緒の発達、親子関係、二世帯住宅での世代間の心の通いなどのテーマがあります。これからはこの心の健康を育む住まいづくりをしないといけないと考えられます。

いま日本人の入院患者の中で、精神病患者が圧倒的に多いのです。また自殺率は男女とも世界第2位とちょっと驚かされます。こうしたことと住まいとの関係はまだ分かっていないのですが、社会の中で受けてきたいろいろなストレスを開放してあげられるような空間づくりが大切です。

住宅の断熱性、遮音性、耐火・耐水性など、性能がよくなったことは結構なことですが、性能を上げすぎて反省すべき点も出てきたのではないでしょうか?たとえば、遮音性。ピアノの練習には必要ですが、遮音性を高め、密閉された子供部屋では親子の意思疎通、以心伝心が途絶えてしまうことがあるのです。我が国の住まいや親子関係は、あまり話をしないが、以心伝心で家族の誰が何をしているか、すぐ分かる住まいでした。横目でちらっと見て、安心してそれぞれが勝手なことをしていたものです。これが受験勉強ということで遮音性の高い個室になってくると何をしているのか分かりません。開けたら怒られる。親から怒られると不安になる。だから朝起きると「きのうは遅くまで勉強していたの?」とか、いちいち聞くようになってきました。聞かないと分からないわけです。そこで親子のトラブルや干渉のしすぎなどが起こるようになったのです。夜中に開けっ放しになっていた窓をそっと閉めたり、消し忘れた電灯を消してあげたり、脱ぎ出た布団をかけなおしたりといった、なにげない親子のやりとりがなくなってきたのです。家族同士が自然にコミュニケーションできるような住まいづくりをしてきただろうかという反省が必要でしょう。

たとえばドアをスリットのついた換気のよいものに替える。それで音や光が部屋から漏れてきて、それとなく家族の動きが感じ取れて安心だと思うのです。家族がたとえ言葉を交わせなくても以心伝心でそれとなくコミュニケーションができるような住まいづくりが、心の健康という面で大切なのです。

 

W・H・Oの家づくり

心の健康を育む住まいづくりということでは、水まわりも大切です。たとえば主婦にとって台所は料理をする場というだけでなく、ある意味では自分のお城です。きれいなシステムキッチンは奥様にとってはダイヤモンドだという人もいます。自分がそこにいるだけで満足で、心豊かになれるといいます。若いお嬢さんにとっては洗面化粧台。ご主人の場合は浴室を充実させたいと考えます。水まわりの設備を充実させるとストレスが発散して、身体のリラックスと心の健康につながってくるわけです。

心の健康という観点からいうと、間取りの工夫や吹き抜け空間をつくって、ひろびろとした空間を実現したいものです。リビングルームでもいいし、階段や玄関でもいいのですが、ここを吹き抜けにすると広くて開放感のある住まいになります。また、和室と和室の問は、普通、4枚の襖が2枚分しか開けないものですが、これを片側に4枚収納できるようにするなどして全部開くようにすると空間の連続性が生まれ、広さが確保できます。風通しもよくなるし、光も奥まで届き、視覚的にも開放感があり、精神衛生上、悪いはずはありません。

以上、健康住宅の条件についてみてきたわけですが、まとめてみるとW・H・Oの家づくりというコンセプトになります。
Wは、Woody、木の家です。Water、つまり水まわりの充実した家でもあります。
HはHealthy、心身の健康のことです。
OはOpenly、開放的な家づくりをさします。
そうするといまの高気密化住宅と矛盾するようですが、北海道などの高気密住宅先進地では、建物が気密化する分、内部を広く開放的に見せる工夫が発展しています。本州や九州の家づくりでも大いに学ぶところがあります。では最後にW・H・Oの家づくりのキーワードをご紹介してこの章を閉じることにします。

   
W=Woody&Water
木と水まわり
  • やすら木の空間
  • 水まわりの充実
  • 自然とのふれあい
  • 優しさと本物志向
  • 創造性豊かな発想
  • 心の健康を育む住まいづくり
H=Healthy
  • 現代病(老人の肺炎、子供のアレルギーなど)
  • 三代成人病(脳卒中、癌、心臓病)
  • 高齢化社会(在宅治療、病院のベッド不足)
  • 安全な住宅(転倒骨折、火災事故、防犯など)
  • 身体の健康を育む住まいづくり
健康住宅
  • 増える精神病、自殺率
O=Openly
開放的な空間
  • 精神不安の子供たち
  • 吹き抜け、斜め天井、広々空間
  • 以心伝心のコミュニケーション
  • 家族の心の健康を育む住まいづくり