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健康を提供する家

みどり建設株式会社
[本社] 福井県福井市文京6丁目13番27号 TEL.0776-23-6447 (代)
URL http://www.midorikensetu.jp/
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エアサイクルでじめじめにさよなら

福井駅に降り立った瞬間、独特の寒さを肌で感じた。
じわり、ひんやりと押し包むように空気が肌にまとわりついてくる。
夏場33~35度、冬場でも湿度100%の高温多湿。日本一除湿機の売れる街。
それがエアサイクル専用部材製造元のフクビ化学工業株式会社のふるさと、福井の素顔である。

「当社の榊原会長が、エアサイクルと出会ったのは22年前の話になります。しかも地元のフクビさんが開発された工法ということに会長は運命を感じ、社運をかけて取り組むこととしたのです。」 と朴訥としながらも熱気のこもった口調で語るのは、みどり建設株式会社の代表取締役、野尻悦嗣氏である。自ら完成現場見学会に出向き、いやまさる熱意でお客様にエアサイクルの良さをアピールする。

「福井の気候は結露の温床です。壁、窓のみならず、下手をすると壁の中にまで結露して、腐食・カビ・シロアリの原因を生み出します。ですから、福井ではつくり方の悪い家は、必然、ジメジメしてします。人間ジメジメしているところに住めば、身体的な病気のみならずひいては精神まで病む様なことになってしまいますが、もうひとつそのような家をつくることで損なわれることがあります。それは、工務店としての信頼、です。そういう家を作らず、顧客の信頼を勝ち得るためにエアサイクル工法は適している、と考えたわけです。」

協力業者も集まる見学会

信頼。信用。
この言葉はいまや定常的に不動産広告のそこかしこに乱舞していて、ややもすると当たり前のこととして軽く流されてしまっているような風潮すら感じられることもある。しかし、同社におけるこの言葉の意味するものは、重い。

「私共の会社の受注は、紹介率100%で成り立っております。知らないお客様は殆どいらっしゃらない。今までに建てていただいたお客様、その親類縁者の方、農協などからのご紹介です。こういった方々は私共へ信用のない方を紹介してはいらっしゃらない。逆をいえば、それほど私共の家づくりを信用してくださっていることの証でもあります。」 同社の現場見学会に参加していると、ひとつ驚くことがある。

1回の見学会の来場者数は約60~70組であるが、その中には明らかに個人のお客様ではない人物が散見される。現場に関わったこのとある、大工、左官屋、内装職人などといったひとびとだ。

「年に8~10回内覧会を実施するたびに、協力業者さん達にFAXや会合で必ず紹介させていただきます。皆、住まいづくりの全てを見ている人たちです。私共だけではなく、色々な工務店さんの現場に参加していらっしゃる。また、そういった人たちに紹介を求めてくる人たちも専門家としての繋がりに期待しているわけですから、言うだけではなく、実際に良くなくてはいけないですよね。協力業者がふとした何かの折に元請となっている工務店を紹介するかしないか。それは、工務店の良し悪しのバロメータのひとつです。」

住み手が語ってくださる見えない良さ

顧客にエアサイクルを紹介し、導入していただくことは意外に難しい。目に見えない躯体に関わる工法であるが故に、どんなに言葉を尽くしても理解されにくい。 「私共では現場見学会に加えて、OBのお客様に協力を求めています。1回に5~6件生活しているところを見させていただくのです。『見せていただける家』というのには、2つの良いところがあります。

ひとつに、『考えられている家』。中を見せていただくことはそんなに前もってお願いできるわけではありませんので、明日、明後日でいきなりお願いすることもあります。そこですぐに片付けられるのは、収納や間取りがよく考えられている訳ですね。もうひとつに、『必ず家にいる家』。共働きのご夫婦は頻繁に出かけていらっしゃいますから、見せていただくことはできません。しかし、逆に家にいらっしゃる方は、家のことを良く知り尽くしていらっしゃいます。
そういった家に住む方からエアサイクルや家作りに関する実感のこもったお話を聞かせていただくことでお客様にエアサイクルを深くご理解いただき、取り入れて良かったと実感いただけるサービスであると考えております。」

当然、信用・信頼を第一にかかげる同社にとって、アフターフォローは一番重要視し、神経を使うサービスである。 「信用を落とすのはあっという間です。しかし、それを立て直すためには、築き上げてきた以上の時間がかかってしまいます。機械物、設備物のトラブルにはすぐに対応もできますし、フォローもしやすい。ですが、工法はというものは最もクレームが出やすいうえに、出たら一発で終わりです。躯体に関わるがゆえに、壊して建てかえることが必要なこともあります。 そうなったら、私共のような中小企業にとっては、致命傷です。お金の問題だけではなく、将来的に受注すらできなくなってしまう可能性があるわけです。 エアサイクルシステムにはそういったクレームが一切ありません。他の工法では未だに裁判係争中といったことも珍しくない、というのにです。それは本当にありがたいことなのです。」

大きなウッドデッキで陽だまりを楽しむ家

大きなウッドデッキで陽だまりを楽しむ家

リビングと繋がる琉球畳の和室には越前和紙のクロス

リビングと繋がる琉球畳の和室には越前和紙のクロス。和室の下には大きな収納、奥のシステム収納にはパソコンデスクが備え付けられている。

広々としたカウンターキッチンからは家族団らんのスペースを見渡せる

広々としたカウンターキッチンからは家族団らんのスペースを見渡せる。

車椅子に配慮した幅広い廊下と玄関

車椅子に配慮した幅広い廊下と玄関。

お客様とのふれあいの歴史を穏やかに、熱心に、語ってくださった

お客様とのふれあいの歴史を穏やかに、熱心に、語ってくださった。

内覧会の現場

内覧会の現場。色とりどりののぼりがはためいている。

図面を広げて自ら説明をする野尻社長

図面を広げて自ら説明をする野尻社長。

生き生きとした説明が、お客様から数多くの質問を引き出していく

会話がはずむ。生き生きとした説明が、お客様から数多くの質問を引き出していく。

たゆみない改善を目指して

住宅業界の現実は厳しい。景気が良くなってきているとはいうものの、一生に一度の買い物であるという現実は変わらず、人口は関東圏に一極集中している。 「ここ2、3年が勝負の年になると考えていますが、なかなか大変ですね。
しかし、そう言ってもおられませんので、100人中10人からお願いされるような努力を続けて参ろうと考えております。広告費をかけずに現場見学会による宣伝を行うこともその一環です。広告費を削減することによって、お客様にコスト還元することができますから。 ただ何よりも若手社員のエネルギーと才能には期待をしております。

昔は良いものは高いのが普通でしたが、今は安くて良いものが沢山あります。今使用している壁の仕上げに越前和紙を使用していますが、あまり高くないんですよ。また、お客様の意識レベルは年々あがってきていますので、それに対応出来るようにならねばなりません。
そういった面において、若い人は新しいものを吸収、理解するのが早く、エアサイクルや工法、家づくりのコンセプトなどに関する改善提案がどんどん出てくるので頼もしい。お客様とのコミュニケーションもきちんとしておりますし。

こういった人材を確保するのは至難の業なのですが、最近、社員の質が揃ってきているので、勝負のかけがいがあると感じております。人材の向上はサービスや商品の質の向上と繋がり、より深い意味でのお客様の満足にもつながっていきます。
建築というものは奥深いものです。なかなか100%ということがありません。そこになるべく近づけるようになるために、ひたすらに打ち込んでいこうと考えています。」 みどり建設の手がける地域は、北は石川県境から越前海岸、東は勝山・大野、南は鯖江、武生まで。じわじわと人の輪によって繋げられてきた。その輪を繋げてきたのは、冠婚葬祭という人の生き死にの歴史である。それをまずはじめに人に話すとき、人は目の前に対面して、対話し、信頼している人物にしか話さないものである。それは横のつながりだけでなく、時間をつなげる力を持っている。

フェイス・トウ・フェイスはそのはじめの一歩。
それを大切に、地道に歩いてゆく、みどり建設の歩みの確かさは、これからの時代における強さの源であるのではないだろうか。

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  • text / Shibata Hiromi
  • photo / Nakashima Satomi